本会議ではじめての代表質問

本日、都議会第四回定例会の最終日ですが、国の方針を受け、都から追加の補正予算案の提案があり、急きょ追加日程で各会派による代表質問が行われることになりました。
通常、会派の三役が務めることが多い代表質問ですが、今回はじめて代表質問を行うこととなり、昨晩急きょ決まった代表質問なので準備期間はごくごく限られていましたが、約22分間、小池知事や各局に対し、新型コロナウイルスの感染拡大防止のとりくみを中心に下記21問 質疑を行いました。
(答弁も含めた詳しくは後日ご報告いたします)

なお、都議会第一会派の都民ファーストの会が持ち時間40分のところ、約8分で質問を終えたことが都議会として大変残念なことでした。新型コロナが拡大する重大局面での補正予算案です。感染症拡大防止の観点からも、東京都の経済を守る視点からも、十分な質疑が行われて然るべきです。また質問時間は会派の人数をもとに決まるのですが、ごく限られた質問時間の少数会派がある中、最大会派として、議会や都民に対する責任感はどこにあるのでしょうか、疑問を感じずにはいられません。
形骸化しつつある都議会の二元代表制を取り戻すべく、我々がしっかり取り組んでいかねばならないと思いを強くしました。

【都議会自民党 質問項目】

  • 感染拡大防止協力金について、国と都の負担割合について
  • 6度目になる感染拡大防止協力金についての考え方と見込む効果について
  • 感染拡大防止協力金の現在の対応状況と今後の見通しについて
  • 申請や支給のスケジュールとそれをどう周知するのかについて
  • 申請や支払いが先延ばしになるのでは、との不安の声もあるが具体的にどうとりくむのか
  • 飲食店の時短営業の影響は飲食店だけでなく納入業者や製造元となる農家など多岐にわたるが、関連事業者をどう支援していくのか。
  • 時短営業等に伴う交通への影響(運行・営業収入)について
  • 年末年始、分散参拝などが呼び掛けられているが都営交通の終電・終バスの方針について
  • 感染拡大防止協力金について過去の支給実績と、感染抑制の効果、経済的損失をどのように都は評価しているのか
  • 時短要請を行った業種以外について、どう評価・判断し、今回の対策を講じることに至ったのか
  • 資金繰りが厳しくなる年末年始に向けた協力金の支払スピードの担保について
  • 時短要請について、地域ごとに異なる感染状況や営業の業態を勘案することで絞るべきという意見をどう考えるか
  • 時短要請の対象地域から島しょ地域を除外したことについて
  • 一次産業や観光業に大きな影響が出ている島しょ地域の感染防止対策に対する認識と取組について
  • GoToトラベルによるコロナ感染の影響の分析と評価について
  • 地域の実情に合った対応や地域を絞った対応について
  • 営業時間短縮要請の再延長の判断について誰がどういった基準で判断するのか
  • 補正予算の追加を行うにあたり現時点で都財政の状況と今後の方針について
  • イルミネーションイベントについても主催者に協力を働き掛けるか
  • 年末年始期間の都民生活や地域に根差した文化的要素のある行事にも休止や縮小の要請を行うことを考えているのか
  • 都内の感染状況の改善に向けどのような見通しをもって事業を展開するのか知事の見解を問う