芝浦の港区伝統文化交流館 (旧協働会館)
昨年4月に開館したものの、新型コロナウィルス感染の影響でなかなか訪れることが出来なかった「港区立伝統文化交流館」(旧協働会館)をやっと見ることが出来ました。
区議会議員時代、所管の委員長として芝浦地域の皆さんからの保存の請願を受けて採択を行った建物だったので、時を経て見事にリファインされて区民が活用できる施設となったのには感慨一入でした。
今回の見学にあたっては、二島豊司区議会議長、土屋準区議会議員、小倉りえこ区議会議員が案内のため同行してくれました。
【伝統文化交流館の概要】
伝統文化交流館は、港区指定有形文化財である「旧協働会館」を保存・活用して、様々な伝統文化や地域の文化に関する事業を行うことにより、伝統や文化を次世代へとつないでいく施設です。
旧協働会館は、昭和11年に芝浦花柳界の見番(※)として建設された、都内に現存する唯一の木造見番建造物です。
戦後は都により港湾労働者の宿泊所として使用されていましたが、平成12年3月に老朽化のため施設が閉鎖されていました。
しかし、保存・活用を望む地域の声を受け、区では保存整備工事を進め、令和元年12月に竣工を迎えました。
(※)「置屋」「料亭」「待合」からなる「三業」を取りまとめ、芸者の取次や遊興費の清算をする施設
港区伝統文化交流館HP