予算特別委員会がスタートしました

都の政策を審議する重要な議論の場

昨日、令和7年度東京都予算案を審議する「予算特別委員会」 が始まりました。東京都の予算は、都民の生活に直結する政策を支える極めて重要なものです。この委員会では、都知事が提出した予算案を徹底的に審査し、必要な施策が適切に実行されるよう議論を行います。特に、知事や各局の理事と直接やり取りを行う 一問一答形式 で進められるため、議論が深まりやすく、都政の本質的な課題に切り込む場ともなっています。

今年度の東京都の一般会計予算は9兆1580億円と4年連続で過去最大を更新し、初めて9兆円の大台に達しました。 特別会計を含めた全会計規模は 17兆8000億円 に上り、スイス(14兆7000億円)やスウェーデン(20兆円)の国家予算に匹敵する規模です。今回の予算の大きな特徴は、少子化対策への重点的な投資 であり、出産・子育て支援策の拡充に大きく予算が割かれています。都民の皆様の暮らしを守るために、これらの施策が実効性のあるものとなるよう、今後の審議を通じてしっかりと検証していく必要があります。

■ 都議会自民党の準備と議論への向き合い方

今回一昨年の政調会長時以来、予算委員会のメンバーとなりました。昨年は会派幹事長だったためメンバーに入らず、裏方として調整にあたる立場でしたが、今年は委員として審議に加わります。

都議会自民党では、予算委員会の質疑に向けて 2月から松田康将政調会長を中心に、綿密な準備を進めてきました。 限られた時間の中で的確に課題を指摘し、都政に必要な施策を前に進めるためには、質問内容を精査し、重点を絞ることが欠かせません。そのため、各議員が 年初から新年会などの集まりを利用し、地元での意見交換を重ね、住民の生の声や地域の課題を丁寧に拾い上げ、それを政調会で集約・検討してきました。 東京都全体として何が最優先課題なのかを見極めたうえで、今回の予算審議に臨んでいます。

▲松田政調会長が都議会自民党を代表して登壇

■ 予算委員会ならではの緊張感

さて、初日の各会派の質疑では、都議会自民党を代表して松田やすまさ 政調会長が登壇し、96分間にわたり質疑を行いました。 防災対策や産業政策、子育て支援、教育施策など、多岐にわたる課題について都の対応を問うとともに、少子化対策をはじめとした東京都の重点施策についても議論を交わしました。初日の各会派代表の質疑では都政全般に及ぶ幅広い議論が展開されましたが、都議会自民党としても、都民の皆様の生活に直結する政策が確実に実行されるよう、今後の審議を通じてしっかりと検証していく考えです。

予算委員会の議論は、本会議の一般質問とは異なり、知事や局長と直接やり取りを行う 一問一答形式 で進められます。答弁の内容によっては、追加の質問を行いながら議論を深めていくことが求められるため、独特の緊張感があります。こうしたやり取りを通じて、どれだけ実効性のある政策提言ができるかが問われる場でもあります。現在、物価高騰が続き、都民の皆様の生活は依然として厳しい状況にあります。東京都の予算が適切に活用され、生活を支える施策が確実に実行されるよう、引き続きしっかりと議論を進めてまいります。

■ 明日以降の予算委員会では

明日・明後日は、各会派の委員による質疑が行われます。都議会自民党からは、林あきひろ議員、青木英太議員、増山あすか議員、平田みつよし議員、浜中のりかた議員 が登壇予定です。引き続き、都民の皆様の声を都政にしっかりと届けるため、全力で臨んでまいります。